2014年6月21日土曜日

エリアマガジン『ののわ』WEB版

エリアマガジン『ののわ』のWEB版でこごうちぶんこを取材していただきました。
ライターのおだじまみえさんが丁寧に記事を書いてくださいました。ぜひご覧ください。

こちらからどうぞ→『ののわ』


2014年6月19日木曜日

次回のぶんこは6月21日(土)です。

6月21日(土)、午後2〜4時ぶんこやります。
読み聞かせとちょっと工作やります。
新緑が美しい季節、緑となかよしな青虫さんを工作します。かわいいですよ。

ぶんこの場所はこちらです。→地図

小河内芳子と村岡花子

 今、NHKの朝のテレビ小説の主人公のモデル、村岡花子さんは、こごうちぶんこの師、小河内芳子とほぼ同時代に活躍した人です。

小河内芳子は1908(明治41)年生まれ
村岡花子は1893(明治26)年生まれ

年齢差は15歳ありますが、花子が大森で戦後に家庭文庫をやっていた頃、小河内芳子は品川区立図書館に勤務していました。図書館員でありながら、児童図書サービスのパイオニアとして幅広く活躍していた小河内芳子と接点がなかったとは思えません。
ネットで調べてみると、雑誌で鼎談している記事をみつけることができました。
1964(昭和39)年6月、『主婦と生活』という雑誌で「子どもの本・与え方と選び方」という座談会で、小河内芳子(品川図書館員)、鳥越信(早稲田大学講師、児童文学評論家)、藤田圭雄(児童文学作家)、そして村岡花子(児童文学作家)が4人で語っています。村岡花子は1968(昭和43)年に亡くなっているので、亡くなる2年前のことです。
そしてその年に小河内芳子は図書館を退職しているので、村岡花子がもっと長生きしていたら、フリーな立場でもっともっと一緒に児童文学のために活動したと思いますが、今のところ一緒の活動はこれしか見つけられていません。
でもきっと、村岡花子がふらっと品川の図書館を訪れ、「村岡先生こんにちは!」と小河内芳子が気さくに声をかけ、児童文学について、児童図書サービスについて、家庭文庫について、語り合ったことは想像できます。
児童書がまだ充実していなかった日本で、共に児童書のために活躍した2人。村岡花子のように小河内芳子の仕事ももっと検証し知られていい価値のものです。教えを受けその志を継ぐこごうちぶんこはその名前が消えてなくならないようにするのが今精一杯なのですが、今後研究活動もしていたらと願っています。
『主婦と生活』の鼎談、ちょっと読みにくいですが、ご興味ある方は読んでみてください。

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