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2019年5月13日月曜日

5月のぶんこ

投稿遅くなりました。
GWはお休みしたので、5月のぶんこは5月16日(木)の一回だけです。
びゅんびゅんゴマを作りますよ〜





本の紹介 
ことりしんぶんの裏面を使って、本の紹介をします。 
お家での読書や読みきかせの参考にしていただければ幸いです。

今回は3月4月に読んだ本の紹介です。
『ヒルダさんと3びきのこざる』クエンティン・ブレイク作
エマ・チチエスター・クラーク 絵 むらおかえみ 訳 徳間書店、¥1700
ヒルダさんの飼っているのは、こざる3匹、3匹はワンパクで、ヒルダさんのいう事を聞きません。ヒルダさんがお出かけすると、お部屋のタンスをかき回してめちゃくちゃにしたり、台所を水浸しにしたり。ある日ヒルダさんが帰ってくると、お部屋も台所もいたずらされていなかったのです。ヒルダさんはうれしくなって・・・かわいいさるの子とヒルダさんのお話です。絵も楽しい。 


『しろいうさぎとくろいうさぎ』ガース・ウイリアムズ 文・絵 松岡亮子 訳 
福音館書店 ¥1200ママも子どもの頃読んだことがあるでしょう。子どもの絵本の傑作。長く読み継がれている名作です。くろいうさぎとしろいうさぎのあわい恋の物語。黒井健さんのモノトーンの絵の雰囲気がたまらなくすてきです。


『よもぎだんご』さとうわきこ 作・絵 福音館書店 ¥900ばばばあちゃんのたべものシリーズ。楽しく絵本を読んでいるうちに、よもぎだんごの作りがわかってしまう。一緒になずな、すぎな、よめな・・・も登場し、最後は、実はばばばあちゃんの誕生パーティをみんなで祝ってしまうところが、ばばばあちゃんらしく破天荒で楽しい。


『ねえ どれがいい?』ジョン・バーニンガム作 松川真弓 訳 評論社 ¥1500
子どもには絶対にうける本。何を読んであげようかな?と悩んだらこの本を読んであげてみてください。傑作で奇想天外。子どもたちのイマジネーションが広がります。
   

『もりのひなまつり』こいでやすこ 作・絵 福音館書店 ¥900
森でもひな祭りをしたいのねずみたちはおひな様に頼んで森へきてもらいます。おひなさまと森の動物たちは森で歌ったり、おどったりたのしい一日をすごします。帰りに雪が降ってきて、たいへんな思いで帰ってきたおひなさまは泥だらけ・・・・さあたいへん。

『こいぬがうまれるよ』ジョアンナ・コール作 坪井郁美 訳 福音館書店 ¥900
写真絵本。子犬の誕生から成長する姿が写真で描かれている福音館の科学絵本。
命の誕生を自然にうけ入れる性教育としても素晴らしい本。


『はなをくんくん』ルース・クラウス文 マーク・シーモント絵 木島始 訳
                                                                        福音館書店 ¥1000
   雪の降り積もった森の中、動物たちは冬眠中。どこかで音が聞こえてきます。冬眠から覚めた動物たちがはなをくんくん。春のにおいをかいで集まってきます。モノトーンの画面に静かに咲く黄色い花。そこへ集まって来る動物たちの愛らしさが 画面に見入ってしまいます。短い詩的な文章も魅力的です。
                         

2015年8月22日土曜日

小金井市平和講演会

小金井市主催の平和講演会にこごうちぶんこスタッフの山本嘉子さんが登壇します。先日出版した絵本『くものうえまではないちもんめ』を紹介しながら、自らの横浜での戦争体験を話します。
もう1人の方、中重喜代子さんは沖縄で戦争を体験した方だそうで、手記も出版されている方だそうです。
小金井在住のお二人の戦争体験、ぜひ聞きにいってください。

場所 商工会館2階大会議室
日時 2015年8月26日(水)午後1時半〜3時
   手話通訳、保育あり、車いす可。
   入場無料、先着50名。

2015年7月29日水曜日

書評『ちか100かいだてのいえ』

ぶんこで読み聞かせの時に、お母さんたちにその日に読む本について書いた紙を配ることがあります。スタッフの上田さんが書いているものです。
こちらでもご紹介します。

*ちか100かいだてのいえ・いわいとしお作*


 物語はふつう、一定の広さの舞台で一定の時間の流れにのって進んでいきます。それが世界を知っていくふつうのやり方だからです。
 でもこの「100かいだてのいえ」シリーズは、ちょっと違います。
 舞台の軸が横の広がりではなく、縦なのです。
 横の移動はほとんどなく、縦の移動だけで物語は進みます。下へ下へと進むだけなのに、世界はひと続きながらもどんどん変化し、新鮮なドキドキワクワクを展開していきます。
 それは、子どもたちに新しい“世界の知り方”を教えてくれます。
 世界は横だけでなく縦にも広がっている。これを体感した時の感覚は、まさに次元が一つ上がるダイナミックな体験、3D映像を見た時みたいに? それ以上の? とにかく思わず「わあ!」って言っちゃうような、楽しい体験ではないでしょうか。
 このような3次元的な世界の捉え方を活かした物語づくりをしているのが、ご存知スタジオジブリの宮崎駿監督です。横軸となる舞台設定もすばらしいのですが、縦の移動のダイナミックさ、物語に与えている影響の重要さに注目して観てみてください。あのワクワク感、世界の真相に迫る迫力の秘密が、ちょっと垣間見えるような気が、私はします(*^。^*)。
「ちか100かいだてのいえ」のラストにも、「わあ!」と声を上げたくなっちゃうような、縦のスペシャルダイナミックなワクワク展開が用意されています。子どもたちと一緒に「わあ!」って言いたいですね。
 一方で、横軸だけ、時間さえ止めて、新しい“世界の知り方”を教えてくれる物語もあります。長谷川義史さんの「ぼくがラーメンたべてるとき」は、ぼくがラーメンを食べているその時に時間を固定して、世界中のいろんな場所の一瞬をとらえていくことで、大きな大きなスケールの、新しい視点を私たちに示してくれます。
 いろいろな“世界の知り方”を、子どもたちと一緒に楽しんでみて下さい。

                 (文:心理カウンセラー 上田郁子)

2015年7月16日木曜日

新刊紹介『くものうえまではないちもんめ』

こごうちぶんこのスタッフを長年勤めてくれている重要なメンバーのひとり、山本嘉子さんが、ご自身の戦争体験を一冊の絵本にまとめ出版しました。絵と文もどちらも山本さんがてがけました。この時代に、自分の体験した戦争のことをきちんと伝えておきたいという想いでまとめられたそうです。多くの方に読んでもらいたいと思います。優しいタッチで描かれているので、お子様に読み聞かせするのにもよいと思います。

こごうちぶんこでもお分けすることができます。お声をかけてください(1冊500円)。




2015年5月10日日曜日

書評『パパとおはなし』



4月のぶんこで『パパとおはなし』というまど・みちおさんの絵本の読みきかせをしました。子どもに向けての読みきかせですが、一緒にきているお母さん達には書評を書いた紙を渡しました(下記)。
この本を読んで、またいろいろ感じてもらえたらいいなという気持をこめて、スタッフの上田郁子さんが書いたものです。当日の読みきかせも上田さんが担当しました。

















*パパとおはなし*(まど・みちお作かわかみたかこ絵、国土社)

たろう君とパパとのおしゃべり、というスタイルで進行するこのお話。
パパはひょうひょうとテキトーな感じで会話しているようでいて、実は、とても話上手で、話させ上手です。
そうそう、そうだね、とたろう君の言葉をそのまま受け取る、という応対は、こどもとのコミュニケーションには大切とよく言われていることです。でも、パパが秀逸なのはそこではありません。ちょっとにくたらしいことを言って「へんなの!」と言わせたり、「(にわとりを)だっこさせてくれたんでしょ」「いいや、させなかった」
などと、たろう君の期待をわざと裏切ります。
たろう君は「パパはだっこさせてくれた、ぼくはだっこした」と主張します。パパはそこを捉えて、話の主体を自分からたろう君に切替えてしまいます。
「へえ、そうだったかな、じゃあ、たろうはそれでどうしたの?」
「ぼくはね…」そこから先の話の展開はたろう君まかせ。主導権を握ったたろう君は、想像の世界をどんどん広げて行きます。
パパは相槌をうったり、感想やアイデアをはさんだりしながら、たろう君ののびのびとした言葉を促していきます。その促し方がなんとも楽しいのです!
このお話のもう一つのすばらしいところは、終わり方です。ママの声に夢の世界はパタッと終わり、現実の楽しみへと目が向けられます。
空想を楽しみ、どこかで切り上げ、現実に戻る。現実もまた楽しい。そんな幸せな体験をくりかえして、こどもたちは、空想と現実の楽しい行き来の仕方を身につけていくようです。  
                 文:上田郁子(心理カウンセラー)