2013年9月17日火曜日

新しいお部屋のこと。

 新しい活動場所になったお部屋。
「この部屋はなんですか??」とよく聞かれます。普通に暮らすお部屋にも見えないし高い天井にターザンロープ!不思議なお部屋です。

薪ストーブもあります。
二階と吹き抜けになっているので上からの写真も撮れます。
床も無垢板なのでいい感触です。

実はこのお部屋は40年程前からこの場所で、障害のあるお子さんたちが集まって学んだり遊んだりするお部屋でした。当時、障害のあるお子さんを預かってくれる保育施設は小金井になく、そういう子どもを持った親たちが手をたずさえて育てていくしかなかったのだそうで、そのためにこのおうちの先代の方が私財で作られた建物なのです。

当時はいろんなところから居場所を求めてたくさんのお子さんが来ていたといいます。親達は小金井市に陳情につぐ陳情を重ね、ようやく障害者も預かってもらえる保育園が小金井にも誕生しました。そしてだんだんに保育施設もふえ、この建物は役割を終えました。しばらくは住居として使用されたりしていましたが、この度、家主の新里さんよりぶんこで使う部屋としてご提供いただけることになりました。
窓にローズウィンドウを飾りました。
光の入り方がとても素敵なのです。
ずっとこどもたちの元気な声が響いていたお部屋、またここにこどもの声がこだまして、この建物を建てて故人になられたお母様もとても喜んでいると思うと新里さんはおっしゃいます。そう言っていただけて私たちもとてもうれしい気持になりました。

建物にも命があると思うのです。こどものために出来、こどもたちと生きてきた建物はきっと子どもが好き。建物も喜んでくれていると感じます。いいご縁をいただいたなあと世話人一同思っています。

ただここも今後活用される予定もあり、永遠にぶんこがここにいられるわけではありません。とてもとても残念ですが、他によい場所があればぜひお声をかけてください。
ここにいられる間は精一杯、このお部屋との楽しい思い出をみんなで作りたいと思っています。







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